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▼蝉さん:
大切な人が自分から離れていく…寂しく悲しいこと
ですね。投稿をお読みし、具体的にどんな欲求を
相手に提示したのかはわかりかねますが、およそ
次のようなことかと思います。
・なんでかまってくれないの?
・なんでもっと私を必要としてくれないの?
その欲求が満たされずに怒りを抱えたり、大きな
寂しさを抱えたり、行動が衝動化するような感じ
がしました。
>相手の言葉を信じれずに、否定する自分。
なぜ相手の言葉を信じることができないのでしょうか。
それは相手の言葉に原因があるのではなく、信じる
自分を失ってしまっているからかと。人間関係は
自己の投影です。蝉さんは自分自身のことを信じて
いますか? その如何が相手に投影されてしまい
ます。特に信じ認め合うことの必要な親密な人間
関係であればあるほど、この作用が顕著に出て
しまいます。つまり、恋愛関係とか夫婦関係とか
深い関係につまづいてしまうのは、自己に対する
信頼感を適切に持ち合わせていることが必要だと
いうことです。
>自分でも分かっている欠点を何とか抑えよう
>直そう、変えようとするのですが
>寂しさ…かどうか…自分でもわからないのですが
>何かの感情が募ると抑えきれずに、
>同じことの繰り返し…。
蝉さんが最も怖いのは「見捨てられること」では
ないでしょうか。そこへの怖さ、不安、大きな寂しさ
があるために、あがいてしまうのでしょう。その
繰り返しから抜け出したいと思いますよね。ならば、
「欠点を何とか抑えよう、直そう、変えよう」と
思うことをやめましょう。
「見捨てられ感」「怖さ」「不安」「寂しさ」は
すべて蝉さんを守る大切な心の動きです。自然に
持ち合わせている感情です。その自然に対して
「こんなんじゃダメだからなんかしないと」という
否定と変形を加えようとすることることは、心の
反撃を食らいます。抑えれば抑えるほど大きく
なるんです。
ねじ曲げられた心の自然が「痛いよ」「寂しいよ」と
叫びをあげるということです。
>変わろうと思っても全く変われない自分が本当にイヤです。
>大切な人を大切にしたいのに、自分の我儘が先に出てきてしまう自分も。
大切な人に好かれようと思って、自然な自分を懸命に
否定することに頑張ってきたのでしょう。それはとても
寂しく、つらい道です。頑張れば頑張るほど寂しくなって
しまうんですよ。蝉さんが、とってもつらい気持ちで
精一杯頑張ってきたことはわかります。ホントに思い通り
ならないことを実感されているでしょうから。
抜け出したいですよね。最初にすることは、大切な他人では
なく「大切な自分」と出会うこと。気づくことです。あなたは、
とってもつらい道を歩いてきました。そして、傷つきながらも
今を迎えました。ご自分でそれはわかりますか? 自分と
まったく同じ人生を歩いてきた人が目の前にいます。つらいこと、
うれしいこと、すべて頑張って通り抜けてきた人がいます。
その人になんて声をかけますか?「あんた、それで社会人かよ…
イテェな」と言いますか? きっと「頑張ってきたね。つら
かったね」と思うでしょう。人にそう思うならば、自分にも
そう言ってあげてください。公平に扱ってください。
その声を自分にかけたとき、大切な自分と出会えます。
頑張ってきた自分。その力を信じる。世界でたった一人しか
いない自分を大切に敬う。自分をねじ曲げることなんて
したくないですよね。それがあなたの「自信」になり、
心の渇きを癒します。
≪規約同意済み≫
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