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▼たまごさん:
人にとって何がつらいかって、痛いを「痛い」、
悲しいを「悲しい」、うれしいを「うれしい」と
言えないことです。
自分の感情を抑制し、表現することを恥じるてしまう。
そしてそこに怒りや嫌悪を感じていく。つらいことです。
それは昨日や一昨日から始まったことじゃないですよね。
ずいぶん前からそうだったのでしょうね。
ということは、そのつらい道をあなたはずっと通り抜けて
きたということです。私はそれを称賛します。苦しさに
耐え抜く力があったということ。もし、その力がなかったら、
たまごさんはこうして、ここで発言してはいなかったでしょう。
今を迎えてはいないでしょう。よく頑張ってきました。
でも苦しいのはいやですよね。どうにか、その苦痛から
離れたいですよね。
>甘えたいのに甘えられない。素直になりたいのになれない。
>ささいなことなんですけど、私の場合、人からどう思われてるのか異常に
>気になって、ばかな私や、自然体の私は見せられないんです。
「人からどう思われるか」人が思うことは人のすることで
自分にはコントロールできないことなのに、それが気になって
しまう。これは自分と他人の感情の境界線が損傷している
現象です。多くの人がこれに苦しみます。自分と他人の
間には、互いの安心と安全を守るための線引きをしておく
ことが必要。これは誰のモノ、これは私のモノといった
区別のことなのですが、モノはわかりやすいけども、心の
区別は見えないのでわかりにくいですよね。
完璧な境界線を引ける人もいません。私は娘に境界線が
うまく引けません。娘が困っていると、本来ならば娘が自力で
こなすべきものでも、つい手伝って、やってあげてしまいます。
これも責任の境界線が曖昧になってしまっているということ
です(過保護という境界侵害)。
人がどう思うかを過度に気にしてしまい、自分を抑え込んで
しまうのは、たまごさんは情緒の境界線にウィークポイントが
あるということですね。自分の感情に対する恥や否定感を
消し、この境界線を心地よい形に引き直して安全感を確保する。
そして、自分を表現することにGOサインを出していければ
いいですね。
そのために、なぜ自分の感情に対して否定感をもつようになった
のか探ってみましょう。たいてい、子どもの頃の親との関係が
影響しています。いい子を演じなければならなかった、ありのままの
自分を認めてもらえなかった、いろんな原因が考えられますが、
たまごさんなりの生きぬく方法が自分への否定だったと思います。
それはそれで、昔は役だったけども、大人になるにつれて、
今度は自分を苦しめる方法になり、役立たなくなったわけですから、
積極的に手放していきましょう。
自分を否定しないためにはどうするか。反対をすればいいんです。
積極的に肯定しましょう。「私はありのままの自分を認める、
大切にする、信じる」という肯定の言葉を自分に投げかけて
ください。心や体に対して、「今までずっと守ってくれて
ありがとう」と言ってあげましょう。かつて持ってしまった
否定感が抵抗してきますが、負けずにどんどん肯定してください。
心の中で肯定の言葉を言う、実際に声に出せばさらに強い効果が
ありますよ。自己肯定感を育て、私は私、人は人。自分は大切、
だから人も大切という気持ちが育ちますから。
22歳で自分の課題に気づいたということは、大きな幸せのチャンス
かと思いますよ。大丈夫、たまごさんならできますよ。
≪規約同意済み≫
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