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▼ナイトさん:
>反射的に快くYESと答える事で、自己防衛しているんだと思います。
その通りです。あなたはそれでご自分を守ってきた
歴史をもっています。「自分を守る」という動機が
あり、そしてご自分なりの生きぬく技術をみにつけた。
それが「Noといわない順応者」だったのでしょう。
これは本心を偽ることですが、保護者から見捨てられ
ないために、子どもが必死に身につけた生きる術と
いえます。それは過酷な道を歩いてきたということ。
それをナイトさんは通り抜けてきました。そんな自分を
どうかほめてあげてください。
「自分を守る」という動機は正しいのですが、それで
身を守れた子ども時代が終わり、成長するにつれて世界が
広がると、役立たなくなっていきます。一人の人間として、
自分の心と身体の限界は自分で見極め、それに応じて自分の
意志で物事を選択していくことが求められますよね。
Noと言えない事は、実は長所も含まれています。それは
順応していく力も一緒に持ち合わせていますので、その
いい面は残して、次は自分の心と身体を守るために、
「Noを言ってもいいんだ」というスキルを育てましょう。
>相手にNOと言う事には怖さを感じます。何が怖いのか考えると
>それは相手の反応です。どう思われたか、今の返事は不快そう
>だった、浅はかな考えだと思われか、能力が無いと思われたか、
>細かいと思われたか。
その怖さは、その時点で発生しているのではなく、上で書いた
ように、見捨てられないように必死に頑張ってきた子ども時代
から来る不安と怖さです。それだけ頑張ってきたという証拠。
Noと言えるためには、ご自分の欲求やニーズを大切にする
という感覚が必要です。
私は頑張ってきた。精一杯やってきた。よくやってきたという
エールを自分に送ることですよ。ナイトさんをずっと支えて
くれた心と身体に対して「ありがとう」と言ってみましょう。
きっと温かい感じがすると思います。あなたの心と身体は
ずっと、そう扱われることを待っていると思いますよ。それが
自分を大切にすることです。
≪規約同意済み≫
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