|
>自分がよくわからないんです。自分のことだけれどうまくできません。だから変なことばかり書いてしまいますが、私は、父を傷つけてしまいました。父は「毎日生き地獄だ」と言っていました。私のせいです。私が自分のことしか考えていなかったから、父や家族を傷つけてしまいました。だから死んだほうがいいんです。迷惑をかけたまま、傷つけたままで申し訳ないけれど、皆の前から消えたいです。でも自分で死ぬのは恐くなってしまってできないから、誰かに頼んでしまうんです。死にたいと思っているのに死ねないなんておかしいけれど、やっぱり自分でもよくわかりません。でもそう思ってしまうんです。うまく言えなくてごめんなさい。
そう思ってしまうのは、もう思っちゃうもんは思っちゃうんだからそれはそれでとりあえずいいとして、
とにかく、こんなこと思っちゃいけないとか思うと、逆にその思いに取り憑かれてしまうから、
どっちみちさ、こんな自分が嫌だとか、こんな思いを抱く自分は嫌だとか思っていたところで、、
そんな自分を変えられるわけじゃないんだから、
そう思ってしまうのも分かるんだけど、そこを何とかこらえて、
こらえてというか、そう思ってしまう気持ちも何でもかんでも、
自分の感情は排除しようとしたり隠そうとしないで、そのままにとりあえず置いておいて、
もしそれが自分で受け止めきれなかったら、
例えば俺だったら絶対、そんなのはおかしいとか、ダメだとか言わないから、
全部吐き出しちゃえばいいんだ。
そうするうちに、自分で自分の感情を受け止められるようにもなるかもしれない。
そうしながら、自分が本当はこうあればいいと望んでいることに目を向けて、
と言うと衣子さんは、自分のことがよく分からないんだと言うかもしれないけど、
このメールから衣子さんのことについて、俺が分かることを言うよ。
自分の中でだけいろいろと考えを膨らませていると、
周りが見えなくなって、自分で自分のことがよく分からなくなってしまうっていうことはよくあることだから。
俺なんかは話を聞いていて、衣子さんの本当は望んでいることがことが見えるよ。
今は衣子さんは、自分の悩みの泥沼にはまってしまっている状態で、
今衣子さんが感じている感情はすべて、感じてもしょうがないものだと言えると思う。
ここから抜け出すことができれば、衣子さんが感じる感情も、
絶対変わってくると思う。それが大変なんだけど、希望は持ち続けていいと思う。
"死にたいと思っているのに死ねない"
やっぱりどこまでいっても、心の奥底では、生きていたいんだよ。
希望はまだ自分の中にあるっていうことだよ。
自分では分からないかもしれないけど、
その希望っていうのが一体何なのかっていうのは、次の言葉から分かると思う。
"迷惑をかけたまま、傷つけたままで申し訳ない"
相手に対する思いやりがなければ絶対、こんな言葉は出てこないよ。
だって俺知ってるもん。
衣子さんにはあたたかい気持ちもいっぱいあるってこと。
だから、これから状況が変われば、いっぱいいっぱいあたたかい気持ちで、
衣子さんを満たすことだってできると思う。
そのためにはどうしていけばいいかっていうと、
この言葉からすると、
本当は、お父さんや家族に、迷惑をかけたり、
傷つけるようなことはしたくないっていう気持ちが、あるってことだよね。
ただ、今は、悩みにとらわれて周りが見えなくなってしまっている状態だから、
迷惑をかけたり傷つけたりしてしまったとしても、しょうがなかったとも言えると思う。
それはもうしょうがないとして、問題は、これからどうしていくかだよ。
俺が前から言っている、衣子さんの、本当は望んでいること、
ここの話で言えば、お父さんや家族に迷惑をかけたり、
傷付けるようなことはしたくない、ここから類推して、
お父さんや家族に認められたい、可愛がってもらいたい、役に立ちたい、
という気持ちがあるんであれば、そういう気持ちにできるだけ目を向けて、
その目的を達成するために、少しずつでも行動を起こしていくといいと言えると思う。
いろんな感情は感じてもいいと思う。
感じてしまう感情に罪はない。
自分なんか死んだ方がいいと思ったって、みんなの前から消えてしまいたいと思ったって、
もういっそのこと殺してほしいと頼みたくなったって、
誰かを傷付けてしまいたいと思ったって、
いろんな否定的な感情でも何でもかんでもすべて、感じていい。
感じてしまうことはどうしようもできないんだから。
自分の力でどうにかできるのは、行動だけなんだから。
感情はね、行動に伴ってどんどん、正反対にだって変わるんだよ。
だから、喜怒哀楽が激しいなんてことは、まったくおかしいことでも悲観することでもないよ。
むしろ、喜怒哀楽の激しいことのプラス面に目を向ければ、
感受性が豊かで、より人生を楽しめるってことにもなると思うよ。
思うに、明るいときは明るいのに、ちょっとしたことでも一気に沈み込んで、
泣いたり死んでしまいたいとまで思ってしまうっていうのは、
自分の本当はこうあればいいのにと思うことが、
できないと思って逃避的な行動を取ってしまうから、
そういう時に一気に暗くなったりしてるんじゃないかなあ。
それだけ、本来の欲求も強く持っているということなんじゃないかなあ。
行動次第で感情なんて、前に衣子さんがあたたかい気持ちでいっぱいになったように、
どうとでもできるものなんだと思う。
その為にはやっぱり、いろんな感情は感じながらも、感じたままでいいから、
自分の本当は望んでいることに目を向けて、
その目的を達成するための行動を少しづつでもいいから思い切って取ってみることだと思う。
そして、その結果は100%を求めないで、少しでも自分のできたところは自分で評価すること。
自分の中に湧き起こってくる感情は、どんなものが出てきたとしても不問にして、
目的が少しでも達成できればそれでよしと考えること。
例えば、家の仕事を手伝って、お母さんの反応がいまいちで悲しい気持ちになったとしても、
そういう行動が少しでも取れたんであれば、素直にそれを評価してあげること。
衣子さんの行動が変わってくれば、家族の反応も絶対変わってくると思うし、
衣子さんの感じる感情も絶対変わってくると思うんだあ。
難しいかなあ。
やっぱり大変だよね。
一気にとは言わないまでも、少しずつ少しずつ、
自分の感情はどうあれ、とにかく行動を起こしていけるようだといいと思う。
とりあえずそんなところで。
また何か、感じたことや話したいことがあったら、気軽に話して。
≪規約同意済み≫
|
|