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もう見ていらっしゃらないかも知れませんが.
世の中には善と悪両方ありますが,
それは単純な足し算で人生全体の幸せ,不幸せが決まるわけではありません
例えば人生の前半に悪いことがあった人は,人生の後半で良いことが
あったとしても,人生の前半の悪いことにとらわれてしまっていて
幸せに気づくことができないでしょう.
逆に人生の前半が幸福に包まれていた人は後半に少々の
これは何が言いたいかというと
幸せというものは絶対的なもので一意的にきまってしまうものなのではなく,
時と場合と人によって変化しうるものだということです.
幸せというのは特定の状態のことをいうのではなくて
感じるもののようだからです.
キンモクセイが秋に香っていても
それに気づくことができ無ければ無いのと同じように
幸せというものもその状態にあることを気づかないと感じることができません.
不幸にとらわれるあまり,周りにある幸せを感じることができなくなってしまうと
それこそ不幸です.
あなたが自分の中のうち「汚されて」しまった部分を殺して消してしまいたいと
考えるのもわかります.
しかし,負の(と自分が考える)部分にばかり目をやると
もっと大切な,あなた自身や,あなたのために用意されている幸せ
などの善までも失ってしまいます.
善いことの中から幸せを見つけることができるようになること
が大切なように思います.
短い言葉では言い尽くせませんので
山本周五郎の「さぶ」を読まれるといいかも知れません.
この内容が少しでも心に届けば幸いです.
≪規約同意済み≫
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