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▼聡美さん:
初めまして。てとらと申します。
ずいぶん辛い思いをされましたね‥。それでは、憎しみの気持ちがなかなか
消えないのも仕方がないことのように思います。
文面からお察しすると、聡美さんは「こんな憎しみを持っていてはいけない、
早く消さなければならない」と思われているように感じます。
もちろん憎しみなんて、ない方がよい感情ですし、早く消すことができれば、
聡美さんにとって良いことなのは確かです。
でも、憎しみが消せないことで焦ったり、自分を責めたりする必要は
ないと思います。おそらく、聡美さんと同じような子供時代を過ごした方は
「この憎しみを消さなければ」と思うより、むしろ「あんな仕打ちをした奴は
憎まれて当然だ」と考える方のほうがずっと多いのではないでしょうか。
「憎しみを消さなければ」と感じる聡美さんは、本当は優しい方だと思います。
「20代になっても親に大声でキレてしまう」ということは、聡美さんは
いま、お母さまと一緒に暮らしておられるのでしょうか?
だとしたら、部屋を借り、家を出られることをお勧めします。
一緒に暮らして、毎日顔を合わせていると、些細なことで腹が立ったり
昔のことを思い出したりするものです。
でも、家から離れ、お母さまと滅多に顔を合わせることがない環境になると、
子供時代のことやお母さまのことを考える機会や時間は減るはずです。
それに「滅多に合わない」ということになると、たまに会う時には、案外、
和やかに過ごせるものです。限られた時間の中なら、お互い、不快な感情は
抑えていられるからです。
そうやってまず距離を置いてから、焦らずゆっくり、怒りや憎しみの感情を
薄めていく方法を考えてみてはいかがでしょうか。
大したアドバイスではないのですが、少しでもお役に立つ部分があれば
幸いです。
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