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きっちょうさん、はじめまして
>僕は人と接する時に無意識に「この人といることは自分にメリットがあるのか?」
>という様にメリット・デメリットで人間関係を考えてしまいます。
メリット・デメリットを考えると難しいですね。
一見、メリットの見つからない人であっても、一緒にいると楽しいというのは、メリットのような気がします。
>そして、自分自身は他人にとって、あまりメリットのある
>人間ではない(弱い人間の)ように感じます。
>それなので、どうしても他人に対して何らかのメリットのある自分を
>演じなければ受け入れられないと考えがちです。
そうですね。常に人の目を気にしながら自分を演じなければならないということは辛いですね。
>でも、世の中には弱い人間に対しても、弱いからこそ「いたわりの気持ちを
>もってその人を助けてあげたい。」と思う心のやさしい人が
>もしかしたらいるのではないかと最近思うようになりました。
>そして、そういうやさしい気持ちを理解することによって、こんな
>弱い自分でも受けいられるのかどうかということがわかる気がします。
>それで、自分も弱い人間(お年寄りや傷ついた人)に対して、
>いたわりの気持ちをもてる人間になりたいと思いました。
>どうすればやさしい人間になれるのでしょうか?
これは、難しい質問ですね。
助けてあげたいだけではなく、「自分だったらどう思うのか?」という考え方も必要だと思います。
僕は、介護関係の仕事をしていて、整体師でもあります。
整体師の方が先だったのですが、あなたの意見と同じ「助けてあげたい」でした。
しかし、お年寄りとのふれあいによって、その考えだけでは足りないことに気付きました。
相手の気持ちを理解すること、悩みを聞くこと、そして何がしたいのかなどの望みを聞くことです。
年を取り、若い頃のように体が自由に動かせず、不便さやふがいなさを感じ、焦りと絶望を感じる人もいます。
そういう人たちの気持ちを理解するということは、非常に難しいと思います。
しかし、「自分がそうなったらどうなのか?」を考えることにより、ほんのわずかかもしれませんが、理解はできるのではないでしょうか?
弱い立場にある人の気持ちを考えた時、「助けてあげたい」と思って行動するのではなく、無意識に助けているくらいの気持ちが必要なのかもしれません。
やさしい気持ちを持ちたいというあなたの気持ちは、もう充分にやさしいと思いますよ。
その気持ちが第一歩なのだと思います。
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