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▼オレンジさん:
>▼pipiさん:
>>≪厳しい意見もお願いします≫
>>≪女性≫
>>≪20代≫
>>自己愛性人格障害に詳しい方、又この病気で悩んでる方がおられましたら、
>>是非ご意見をください。宜しくお願いします。
補足になりますが
「自己愛性人格障害」について参考になればと思います。
(これが全てではありませんので 少し気軽に聞いて下さいね。)
自己愛性人格障害という言葉を英訳すると少し分かりやすいと思います。
英訳するとNarcissistic Personality Disorder。
つまり「ナルシスト」。ナルシストと聞くと
特別「障害」と付くような事には思えないかと思います。
この自己愛性人格障害となる要因としては(一概には言えませんが)
養育環境、家庭環境にあるかと思います。
分かりやすい例ですと、母親や父親、祖父母などからの過保護。
愛情を注がれすぎたために「自分は特別な人間」なのだと思い込みます。
なので自分が相手から「非難」されたりすることに
とても苦痛を感じます。それは自分を常に周囲から敬われる存在だと
思い疑わないからです。
これとは逆に 全く愛情を注がれなかった場合です。
両親や周囲から全く愛情を注がれず褒められずに育ったため
傷ついた自分の自尊心を取り戻そうとします。
「自分はスゴイんだ!」と思っている反面、
とても傷つきやすく、過敏です。
上記の要因で共通しているのが「自分は特別だ」と思っている
ということです。過保護な養育環境にあった人間は
自己愛性ということに自覚がありません。(無自覚)
逆に 放任的養育環境にあった人間は
過剰に自分を愛そうとし、とても傷つきやすいです。(過剰警戒)
自己愛性人格障害を判断されたいのであれば
以下の項目を参照してみて下さい。(アメリカ精神医学会DSM-IVより)
1)自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績や才能を誇張
し、十分な業績がないにもかかわらず、すぐれていると認
められることを期待する)。
2)限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な恋
の空想にとらわれている。
3)自分が「特別」であり、特異であり、他の特別なまたは地
位の高い人たち(または団体)にしか理解されない、また
は関係があるべきだ、と信じている。
4)過剰な賞賛を求める。
5)特権意識、つまり、特別有利な取り計らい、または自分の
期待に自動的に従うことを理由もなく期待する。
6)対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目
的を達成するために他者を利用する。
7)共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を理解しようとしな
い、またはそれに気づこうとしない。
8)しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬してい
ると思い込む。
9)尊大で傲慢な行動または態度。
自己愛性人格障害は対人関係での誇大(誇張)した自分が表に出てくることが主な症状です。一方では羞恥心が非常に強く傷付きやすい
一面を持っていたりします。また、
劣等感や怒りに満ちた一面も持っています。
これらが対人関係をうまくさせないことの原因となっています。
ですが、自己愛が強いため自己の崩壊へは繋がりにくいかと思います。
しかし、自己愛が崩壊してしまうと鬱状態になったり
パニック状態になる可能性があります。
上記の判断基準等で分かりにくいかもしれませんが
必要であればわかりやすい内容で再度投稿致します。
子供にとって親というものは絶対的存在です。
また、母親と子供というものは絶対的信頼関係が生まれながらにして
あるものです。自己愛性になりうる要因として
親自身の生育環境にもなんらかの問題がある場合があるようです。
長文でしたが最後まで読んで頂いてくださりありがとうございます。
これは私自身の見解であり
医師としての判断ではありません。
私自身の職業上の見解です。
不安なようであればカウンセリングをお受けすることを
おすすめ致します。
参考になれば幸いです。
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