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翠さん、こんばんは
アドバイスのようなことは何も言えませんが、お話を聞いて、以前出会ったある人のことを思い出してしまいました。
「君の闇を受け止めたいんだ」って言ったとき
「受け止めきれなかったらどうするの?」って聞かれて
答えの代わりに僕の秘密を少し相手に話したら、彼女は
「あなたも闇をもっているのね。あなたのほうが心配だわ」って言ってくれました
でも彼女は姿を消してしまいました。。痛みなく死ねたらって言っていましたので
もうこの世にいないのかもしれません。
彼女を受け止めきれなかったら、そのときは一緒に死んでもいいって僕が言ったからから去ったのかもしれません
でも、本当はそういうつもりはなくて、受け止めるだけじゃなくて
理解できる自信がありました。そう言えば良かったのかもしれないと少し後悔しましたが、でも、彼女はもし受け止め切れなかった場合のことを知りたいだろうと思ったから、その時は一緒に死んでもいいと言いました。これも本心でした。
「休日の日は外にいるより、家で一人で過ごします。一人が好きなんです。
それっていけないことですか?」そう彼女は言っていました。
彼女は自分の心が醜いと思っているようでした。自分には何もなく、幼くして愛想笑いを覚え、生き延びてきたって。
僕も子供の頃から、「自分の本当の素顔(心)を見せたら、誰にも愛されない」
「どんな慈悲深い人格者でも、本当の僕を知ったら、たとえ憎むことはしなくても、敬遠するだろう」そう感じていました。
僕のことを好きって言ってくれた人たちのことが、とっても不思議に思えて
きっと僕のことを知らないから、僕の仮面を気に入ってくれているんだろうと思ってしまう自分がいました。実際に「あなたの気持ちがよく分かる」と言ってくれた人たちの何人かは、やがてどうしても僕が彼女たちの愛に応える気持ちがないことをはっきりと知ると、「あなたは人を愛せない人よ」と捨て台詞を残して去っていきました。
でも僕は人間が好きです。どんなに傷つけられても人を信じたいと思ってしまう愚か者です。人と語り合うことが好きです。でも、一人でいる時間も必要です。
社交的な自分も自分ですが、誰にも見せない自分もいます。
本当の自分を見せたら、誰も受け止めきれなくて、誰も理解できなくて、自分が本当に一人ぼっちであることを思い知らされなければいけないと思うことって、とても悲しいものですね。
「自分から殻をやぶって、心を開いてみなくては、いつまでも思い込みの世界にいるだけ。。」そうアドバイスしてくれる人たちは、本当の闇を知らない人だと思うけれど、そういうと、「自分だけが不幸になったつもりでいるんだね」って思われてしまうでしょう。みんな自分のモノサシで測れないものの存在を認めたくないんでしょうね。それはとても不安にさせますから。
心に暗く重い闇を持った者たちは、自分自身で自分の闇と向かい合わなければいけないんです。そうすることで、その闇が幻想であることを悟ることができますから。そして闇を知らない人たちが無意識に闇を恐れる理由も分かります。
そうすると、自分の心を隠すことが苦痛ではなくなるんです。
そして仮面をつけて人形になることも、周囲の人への愛の表現だと分かります。
自分の心の醜さをしっかりと見つめたら、それが幻であることが分かりますよ。
真実を見つけましょう。
真実を知るものは孤独で悲しいものです。
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