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はじめまして。
あなたの文章を読んで感じた事を書きたいと思います。実のある答えとは、誰か他人が提供するものではなくて、あくまでも、他人はあなたが実のある答えを見つけられるように、いくつかの考え方などを提供する立場であるととらえ、それら様々な題材を元に最終的にあなたが判断したものこそが、いちばん最高なものとしてそれを大切にしていけるように捉えていただければと思っています。また、文章のみで他人を判断するのは大変困難であると考えているので、あなたに当てはまらない部分もあるかと思いますが、そのあたりは解っていただければと思っています。
率直に私は、「性格を直す必要はない。」と感じました。こう思ったのは文章全体を読んでみて、そのように感じられたからです。「そういった性格は直した方がよいぞ」って言う人の気持ちはなんとなく理解できますが、あなたがここで書いた、その「そういった性格」という部分はどんな物なのかと思いながら読んだ範囲では、そんなに特に問題はないと感じました。「私は基本的に他人を信じない…」という部分でも、あなたが言う「信じない」という部分でも、問題ないと感じます。なぜなら、人が人として生きる上で一番大切なことは、自分を信じている状態こそが、最も重要だからです。自分は二の次で、誰かを過剰に信用して、それに依存しながら生きるような生き方は、権力によって操られたり、誰かに利用されたりと無防備な状態で、場合によってあらゆる物事を悪い方向性に向かわせる集団に属したりして、そのようなことに利用される可能性もあるからです。そればかりでなく、あらゆる物事の判断を自分で考えようとせずに他人に委ねてばかりいると、いつの間には、その相手がいないと自分一人では生きていられないような気持ちになってしまって、そうなった時には、既に自分の力で物事を判断していこうという事が出来なくなってしまい、そこから、本当の自分を見つけていくのは並大抵の事ではないからです。
ということで、むしろ、あなたに対して「性格を変えたほうがいいぞ」って言っている人たちのほうが、心配です。あなたが心で感じることこそが最高のものであると感じます。そして、もし、何か不都合が感じられるようになってから、そのときに修正していけばよいのではないでしょうか。別に今からそれをしておかないと後で後悔するぞなどというものなんか、あなたの心で感じなかったのだから、そんなものは、あなたを何か別の方向に落とし入れようとする働きかけのような気がします。ほとんどの場合は、そういったケースは、悪い方向性の集団意識にあなたを向かわせようとすることが多いと感じます。今のこの世の中も、全体意識がそのようなものに流され、人々が自分よりも他人を過剰に信じるような流れがあったために、実際には間違った方向性のものが、まるでとても正しいかのように皆が思い込み、そのまま皆が時代を生きてきたということがあって、、今の世界や日本もとても厳しい状態であったりするのです。
性格というものは、本来、全ての人は、とても純粋なものであり、様々な人がいるから、とても魅力的な世界になるのです。もしそれが、無理やり「人々はこうこうこういった性格にならなければならない」といったような世界が本当にあったとしたら、なんと息苦しい世界であるかと感じるでしょう。色々な人がいるから、私達が住む世界はとても魅力的なんです。そして、色々な人が生きているから、いつかそのうち、自分のタイプの人と出会うことが出来るのです。そして、恋人とか自分の好きな人とか大切にしたいと思える人とそのうち出会えるのも、色々な人が生きているからです。
ところが、本質的な性格は皆とても綺麗な物なのですが、人々が使う感情は千差万別で、綺麗な物も汚い物も様々です。それらは、性格とは別という風に捉えていただいたらよいかと思います。マイナス思考だとかプラス思考だと言われるものには、どんな想念や理念を抱いているのかによって、変わってくるでしょう。これらは、本質的な性格とはちょっと違い、人々の心の成長度合によって、ずいぶん変わってくるであろうと考えています。
人はこの世界で生きていると、自分に対して様々な困難がやってきます。それは、肉体的にも、精神的にも、そうです。そういった困難が訪れたときに克服しようとするときに、どういう思いをもつかによって、色々あります。そのとき、誰かを恨んだり、恐れたり、軽蔑したり、また自分に羞恥心をもったり、怒ったり、不安になったり、そのような思いを長く思いつづけていれば、道は開けないでしょう。さらに、だれか他人に、そういう考え方はいけないよって、指摘してくれるひともいるでしょ。このような場合は、それらの思いは「これではいけないんだ!」と自覚して、正しい方向性に自分を導いていく事を怠ってはなりません。もし、こういったケースで誰かに「性格を変えたほうがよいぞ」と言われたのなら、反省して、気持ちの持ち方などを自分なりに学ぶ必要があるでしょう。どうしたらよい方向性に守っていけるのか、それらを考え納得して、今の悪い想念をもつのをやめる新しい方向に自分を導いていくことが大切です。
人が使う感情には、様々な種類があります。ここで一部をあげて見ます。
良い方向性(心を成長させる)に向かう感情
・『信頼、中立、楽観、意欲、許し、受容、至福感、落ち着き、理解、愛、喜び』
悪い方向性(心の成長を遅らせる)に向かう感情
・『屈辱(くつじょく)、罪悪感、絶望、恥じ、後悔、悲惨、不安、恐怖、切望、欲望、憎しみ、怒り、軽蔑(けいべつ)』
悪い想念を抱きつづければ、それは繰り返されます。繰り返されるとは、人生の中でそう思ってしまう出来事が、再び何回も訪れるということです。それらを使っている限り、そのサイクルを抜け出す事は、永遠に出来ません。あなたが気づかない限り、絶対に抜け出せません。しかし、もし、あなたが良い方向性に向かう感情に方向転換できた時は、心の成長を遅らせる感情を繰り返すことは、ありません。
こんなことから考えたら、あなたが使う感情などは今回文章には特に書かれていなかったので、『今のあなたのままが一番良い』と思いました。これから先不都合なことがあるのではとあなたは心配しておられるようですが、本当の自分を普通に出して不都合が出てしまうなどという世界は、本来間違った社会構造であり、それこそ社会に歪みがある現れです。不都合などまったく恐れる必要なんてありません。そのときに考えれば十分です。自分の心を信頼しているあなたなら、どんな困難や不都合がやってきても、それを切り抜けて行けるパワーがあります。なぜなら、自分の心に感じる物を一番信頼できている人こそ、真の生き方だからです。謙虚な気持ちを忘れさえしなければ、特に問題ありません。
むしろ、社会全体の集団意識のようなものの社会が、命令どおりに動いてくれない人間を不都合だと感じて、勝手に言っているだけだと感じます。かつての日本においても当時の軍国主義的な教育で、権力によって人を操ろうと、上官の命令通りに動くようなロボットみたいな人間を作ろうとしてきた背景があり、横並びのある程度自由意志を持たない人間のほうが、操りやすく、その人たちにとって、都合が良かっただけなのです。その名残がまだこの社会にはあり、ある人の言っていることを信じ込ませ、その通りに動いてくれてた方が、都合が良かった人たちがいたのでした。そのため、戦争など、あらゆる間違った世界が作られてしまったというものがあります。いかに多く儲けよう、いかに多く自分の物にしよう、いかに多く私達だけが豊かになろう、そういった利己的な考え方が蔓延り、日本という国が動かされてきたという過去と現在があるのです。つまり、性格を変えろと言う集団意識の方こそ、その人たちに不都合が生じるので、あなたに不都合が生じるように仕向けるような社会があったりするものです。
そういったことなどを視野に入れ、貧しい人たちや寒さに苦しんでいる人たち、食べのに困っている人たちがいる、なぜいるのか、なぜ、私達は、普通に食べていけるのか、イラク、アメリカ、通貨格差、日本、ストリートチルドレン、貿易、戦争、平和とは、自分達だけが豊かであれば、それで本当に平和なのか、など、様々な人たちを思いやる気持ちをもって、「自分とは何か」 そんなことを考えていけたら良いなと考えています。他人を信じなくても、他人を大切に思う事ができます。他人を信じなくても、困っている他人がいたとき助けたいという気持ちが生まれます。自分を信じていれば、誰か他人を信じていなくても、他人に優しくしてあげれますし、温かな気持ちで接することも出来ます。私は、今のあなたのような生き方を応援したいです。
(長くなりましたが、何か感じていただけたでしょうか?。今までどおり自分自身の心で一番だと感じる事をどんどん大切にしていけたらよいと感じます。自分の考え方など入れているところがあり、多少あなたに当てはまらない部分もあるかと思いますが、何か少しでも参考にしていただければと思ってます。こうして、ここで自分の考えを書ける機会に感謝してます。ありがとうございました。)
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