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▼ゆかりさん：
人の行動は考え方が支配します。この考え方が自分の物語を
作ります。考え方はどこから来るのかといえば、教わるもの。
>もう自分には価値が無いと思うし、
そう教わってきたのだと思います。自分が認め受け入れられて
いると感じる経験が乏しかったのだと推測します。とても寂しく
痛い過去がありそうですが、記憶はあってもその時に感じた
情緒は、もはや自分でも思い出せないような状態かもしれません。
つきあっても関係からすぐに距離をおいてしまうのは「自分には
価値がない」と感じていることと大きく関係しています。そう
感じることは、自分への否定です。否定したものは出したく
ありませんし、大きな傷の痛みに触れられたくないからでしょう。
それでも人を好きになるという命の営みが、あなたにはあります。
だから、つきあうのです。
>きっとこういう価値観は一生変わらないんかなぁと思います。
変えることができますよ。「変わらない」と決め込むのは、
変わることへの怖さがあるからです。自分を無価値と思い、
人との距離を遠ざけることによって、あなたは自分を守って
きたのですから、その方法を捨てることに怖がるのは当然です。
>このままじゃ、きっと結婚もできないと思います・・
人と結婚という生活や人生を共有するほどの深い関係を築く
ためには、自分の価値を充分に認めていることが必要です。
自分には価値がないと感じていることは、とっても大きな
苦しさを常に抱えることになります。その苦しさは恋人や
結婚相手が満たしてくれるということはありません。他者は
埋め合わせができないのですよ。自分でしていくしかない
のです。あなたがトイレに行きたいと思っていても、誰も
代わりになることができないのと同様です。
あなたの存在は、誰かが認めることによるのではありません。
あなた自身が決めていける自由があるということに気づいて
ください。自分の価値を認める認めないも、自分に責任の
とれない子供時代が終わった今、もう自由であるということ
です。自分を認めていくこと。それが自分への信頼です。
この自信が、あなたのもっている心と体の力を引き出して
いきます。あなたは無力で価値のない存在だったのではあり
ません。過去のいろんな出来事を乗り越え、今を迎えている
事実に目を向けてみましょう。それは心と体に力があったと
いう証拠だと思います。その力を認め、信じていくことで、
あなたの物語は徐々に変わっていくと思います。
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- 04/12/19(日) 5:48 -
