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未成年だとはいえ、らいちさんの体はらいちさんのものだし、親に産んでもらったからという理由で、全部親の言う通りにすべきだとは私は思いません。
親だって、自分の子供だからといって自分の所有物のように扱ったり、全て自分の思い通りにさせようとするのは良いこととは思えません。
口ピアスを怒るのは、らいちさんのことを思っての行動だとは思いますが、同時に「親として『自分が』気に食わないから怒っている」というのもあると思います。
はっきりと「親である私がイヤだと思うからやめて欲しい」と言うならわかりますが、「子供のためを思って」という正義の仮面をつけた、意見の押し付けはおかしいです。
私も現在は親ですが、子供が何かをしたいと言ってきた時、自分が嫌だと思ったら「やめなさい」と言って子供にガマンさせれば簡単だと思います。
でも親として自分の意見を言った上で、子供がどうしてもやりたいといえば、やらせて見守ることも必要だと思います。そのほうがずっと大変ですが、それが子供のためだからガマン出来るのです。
子供とはいえ一人の人間です。自分が産んだから、自分のが歳をとっているからという理由で自分の意見を押し付けるのはおかしいと思います。親だって未熟なんですし。
親に一言も相談せずに口ピアスを開けたわけじゃないし、相談もして土下座もして、それでもわかって貰えなくて開けたのなら、そこまで親や他人に責められることはないと思います。生きていれば間違いは誰にでもあるんだし。
自分がしたくて口ピアス開けて後々に後悔したならそれはそれで仕方ないと思います。
それより、自分がしたいのにガマンしてやらずに、後で「やっとけばよかった」と後悔するほうが諦めきれません。
私は、ずっと親の言う通りに人生を生きてきましたが、やりたいことをやらずに来たことを心から後悔しています。
世間からは「良い子供」という人生を歩んで来ましたが、私自身、自分が幸せだと感じたことはあまりありませんでした。でも親からは「おまえは幸せだ、ありがたいと思いなさい」と言われ続けてきたので、自分は幸せなんだと無理矢理思い込んできました。
でも今、自立して、自分の頭で考えて自由に生きるようになって、本当に毎日が幸せです。そうなると、「昔から自分のやりたいようにやらせてもらってたら・・」と親をうらむ気持ちが頭をかすめて、とても辛いです。
親を恨まないためにも、自分のやりたいことはやったほうがいいと私は思います。
失敗したらそのときに親に「自分が間違ってた」と間違いを認めればいいだけです。
口ピアスを開けたくない人には、口ピアスを開けたい人の気持ちが一生わからないと思います。(別に私だって口ピアス肯定派じゃないですよ)でも、わからなくても認め合うことは大事だと思います。若くたって一人の人間なんだし、精神的に自立しようと頑張っている過程なんです。
らいちさんが「あの時口ピアスを開けて怒らせて心配かけたけど、ピアスを開けたことを私は後悔してないし、口ピアスのある人生を歩んで私は幸せだ」といつかご両親に言えるように、自分で幸せな人生を切り開いて言って欲しいと思います。頑張って!
≪規約同意済み≫
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