|
▼律子さん:
>≪厳しいアドバイスはご遠慮ください≫
>≪女性≫
>≪16〜19歳≫
>
>私は中2の2学期間不登校でした。
>3学期からは学校に行くという親との約束を守って、
>中学はちゃんと卒業しました。
>今から高校に行けば周りの同級生より卒業するのも遅くなるけど、
>それでも私は高校に行って、卒業したいんです。
>一年間バイトを続けていますが、携帯の料金や服代、昼食代など...
>色々金額を引いて行くと、到底貯まりそうにありません。
>私はどうしたらいいんでしょうか?
>全日制は諦めて通信制にするべきでしょうか?
中学を卒業したことも、バイトを続けていることも、高校で勉強することを望んでいることも、すべてしっかりと地に足のついた考えと実行力で感心しました。
日本の今の教育制度では、親や社会が子供に教育を授ける義務は、中学卒業までということになっています。これは法律的な教育義務の期間です。それを過ぎると(中学卒業後は)親も社会も子供に教育させる義務はないということになります。
もちろん、中学卒業圧倒的多数が高校へ進学する現実を考えると、義務教育後の高校教育も一般教育の一貫として考えられても良いとは言えるだろうと思います。ただし、21世紀の現在の法律的な根拠に基づく義務教育はやはり中学卒業までなのです。
それに、それぞれの家庭の教育観や両親の教育観や社会観によって、それぞれの家庭がその家庭に属する家族(子供)への教育をどうするか、どの程度援助するか負担するかが決められるでしょう。他の家庭ではどうだからということが別の家庭での基準になる必要もないのです。
私の考えでは、教育の価値を理解した子供が、自ら進んで義務教育後の中等教育や高等教育を受けることを望むのなら、その家庭でできるだけの援助をすることは望ましいことだと思います。経済的援助が不可能な状況なら、せめて精神的なサポートを進んですべきだとも思います。
高校卒業資格をとることを主目的にするなら、通信教育でもその目的達成のためには充分な教育を受けられるでしょう。
高校へ進学したいという目的について、明確に意識して、その目的とそれを達成する意思の強さを両親に示し、目的達成後に高校で学んだことを卒業後にどのように生かすのかについても、計画をたてて両親を説得する努力をすることは無駄にはならないとも思います。
経済的な問題があるのなら、両親から教育費用を前借りするような形にして、高校卒業後に就職してから、両親へ返済するような形にしても良いだろうと思います。また、中学校時代の教師に相談して、どのような高校教育の可能性があるのか、また奨学金の可能性についても相談してみてはどうでしょうか?
≪規約同意済み≫
|
|