|
あなたの友達は、あなたに愛されたいのですね。
Yさんの心の中は、愛の渇望感で一杯のはず。
人の心には「愛されたい」という本能があって
幼い頃に、その欲求が満足させれれていないと、
大人になってからも、愛を探す人生になります。
今のYさんは、親からもらえなっかた愛を、
あなたに求めて、子供のように「ダダ」をこねている状態だと思います。
彼女のような渇望感を持っている人の特徴は、大抵の場合、
自己中心的な要求を繰り返して、相手の愛が本物かどうかを試すか、
その要求に、相手が答えられなくなると、
「あなたの愛は本物じゃない!」と言って、理不尽に相手を憎みます。
これは、Yさんの精神年齢が、ほとんど幼い時のまま、
成長が止まっているためなのです。
人の心の成長は、まず、親もしくは保護者から、しっかりと愛されて、
その上で、生き方を学び、生きる知恵をつけていくのが、
自立した人間になるための、正しいプロセスなのですが、
Yさんのように、「本物の愛で愛されて、愛を知り、愛を学ぶ」という
幼い頃の最初の段階で必要不可決なことを、きちっとクリアできていない人は、
その後の、人生で身につけていく「生き方」が、
すべて、自分の渇望感を埋めるための、世の中への要求に根ざしたものになり、
その要求を、満たしてくれない世の中への「怒り」が、心を支配して
人や世の中を、裁いて生きる人生になり、
人の思いばかり気にしていますから、自分の心見つめる時間がなく
心が成長しないのです。
そして、この「怒り」は、
本人も気づかない、無意識の中に閉じ込められていることが多く、
親と同じように、相手が自分の思った通りに愛をくれないと感じたとき
それが、突然現れて、その人の心をかき乱していくのです。
そんな人への処方箋は、世の中にはいろいろありますが、
どれにしても、本人が、今の状態に疲れて、自分の力で、本当の幸福を得たいと
考えなければ、心の隙間を埋めることは不可能だと思います。
次にあなたのことですが、
もしあなたが彼女を救いたいと考えるなら、彼女と一度距離をおいて
あなた自身にある、心の奥の「愛への渇望感」を
しっかりと埋めておく必要があると思います。
実は、あなた自身も、彼女と同じ「苦しみ」が心に眠っていると考えられます。
あなたは、彼女の役に立つこと、すなわち彼女に必要とされることで、
あなたの中の寂しい気持ちを埋めようとしているのではないですか?
愛は目には見えませんが、お金や物と同じで、
人の心の中の持てる量には個人差があります。
心の中に愛を沢山持っている人は、人に分けてあげられますが、
少ししか持っていない人は、その愛が枯渇したら、
後は「自己犠牲」の道しか残っていないのです。
自己犠牲は、最終的には、疲れて、いつの間にか相手を恨み始めます。
そして、前述した理由で、相手も「怒り」の闇に落ちていきますから、
二人とも、不幸になってしまいます。
もし、Yさんの心に、あなたの心が写っているとしたら、
あなたのYさんへの感情は、
Yさんを救うことで、自分を救おうとしているか、
Yさんを嫌うことで、自分の中のYさんと同じ心を排除しようとしているかの
どちらかだと私は思います。
であれば、これは、Yさんも問題ではなく、あなたの問題となりますから、
前にも書いた通り、まず、あなたの心をケアすることから
はじめて見てはいかがでしょうか。
このことに気づかせてくれたYさんに感謝して、
Yさんと、一度距離を置いてから、自分の心をしっかりと見つめなおすことを
私はお勧めします。
そして、その後、あなたの心が「愛」で一杯になって、
あなた自身が、幸せであると感じれた時、
もう一度、Yさんと向き合って見てはいかがでしょうか。
長文になってごめんなさい。
失礼、的外れはお許しください。
≪規約同意済み≫
|
|