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オバアチャンのこと好きだったんだなぁと思います。
私の祖母も脳梗塞から痴呆になり、8年間同居していました。
自分の部屋のゴミ箱でおしっこされたり、雨の中傘もなしに徘徊したり、色んなことがありました。
高校生だった私は自分のコトが分からない祖母の姿に涙が出ました。
痴呆になっても平気な時もあると思いますが、そんな時「忘れちゃってごめんね」と言った寂しそうな祖母の顔が忘れられません。
倒れる前は、祖母の家と我が家を30分かけて自転車にまたがり往復する元気な商売人でした。私はオバアチャンが大好きでした。
痴呆になって4年くらいで転倒して大腿骨骨折のため寝たきりに、糖尿病との合併で足が壊疽になり切断、肺炎のため喉を石灰、最後は意志もなく目だけが開いている状態でした。
母は自宅介護を続け、大学生だった私はそんな祖母を見るのが辛かった。
もちろん手伝えることはしましたが、今思うともっともっと喋れるうちに、歩けるうちに、食べれるうちに色んなことをしてあげたかったと思います。
今、もうすぐ子供が産まれます。祖母にひ孫を抱かせてあげたかったです。
痴呆になってきっと周囲のコトが分からなくなってきます。
痴呆はどんどん幼い子供になっていくといいます。
冬休みは春が来れば終わる。
ほんの短い時間です。でも私は、おばあちゃんの体が元気なうちに色んなことをしてあげて欲しいと思います。
84歳と言えば、女性の平均寿命間近です。
いっぱいいっぱい優しくしてあげてください。
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