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yuuさんへ
私は職業としての介護は経験ないのですが、お仕事大変かとお察しします。
老人介護って奇麗事じゃすまないんですよね。
成長がないから喜びがなくて、頑張っても自分の気持ちが報われることなんて滅多にないし。
「相手は痴呆でわからないのだから、腹を立ててはいけない」と自分を責めたり、自分の気持ちを抑圧していませんか?
私たちは様々な感情や欲望を抱きますよね。その感情や欲望の中にはマイナスの感情も含まれます。怨み、怒り、嫉妬、悲しみ、絶望・・・、ときには誰かを殺したいと思ったりもします。
ここで重要なのは負の感情や欲望を認めるが、しかし自分の行動は適切にコントロールすること。
これらの負の感情を抱くことは自然なことです。当たり前のことなのです。言ってもわからない老人に腹が立つのは不思議ではないと思います。
しかしそれらの感情や欲望が他人を傷つけ苦しめるようなときには、行動に移してはなりません。
大切なのは負の感情や、他人を自分の思い通りにしたいという気持ちを抱くことはあるが、それを実行に移さないこと。自分の欲望と行動を区別することが大事であり、良くない欲望は行動に移さないことだと思いますがいかがでしょう。
自分の負の感情や欲望を自ら許すことは、それらを言葉にするのが有効だと言われています。それを受け容れてくれる誰かに話すことができれば一番いい(こういう意味ではカウンセリングが有効)ですが、それが難しい場合には、紙に書き出してみることも有効です。
どんな状況で何に腹が立って、どうしたいと思ったか。できるだけ詳細に自分の残酷な欲望もとにかく文章にしてみること、またそれを日々繰り返すことで、頭で考えるよりも自分の感情が自然で当たり前であることが自覚しやすくなります。
そして感情を受け容れることが、感情と行動の区別に繋がります。
こんな方法が役立つかどうかはわかりませんが、暴力をやめるためなら何でもやってみようという気持ちがあるなら一度試してみてはいかがでしょうか。
最後に、こういった悩みを抱えている人は貴方だけじゃないと思いますよ。
≪規約同意済み≫
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