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桜さん、こんばんは
たとえば、生まれてから一度も海を見たことがない人が
太平洋の話を聞いても信じられないように
たとえ魂が存在するとしても、前世の記憶がない人には
信じられないでしょうし、たとえ記憶があるように感じたとしても
それが本当に前世の記憶なのかは証明が難しいでしょう。
よく前世の記憶がある人たちの話を聞いても、古代エジプトや中世ヨーロッパの王族だとかの話が多く、平凡な庶民だったという記憶が少ないように、無意識に創作している話が多いように感じます。
また、もしかしたら過去にどこかのお城のお姫様の体の細胞の一部だったものが、めぐりめぐって自分の体のどこかにあったとしたら、その細胞が覚えていたお姫様の記憶を敏感に感じた人は、前世の記憶と思い込むかもしれません。
人間の想念というものは、ひとつのエネルギーですので、それは消えることはなく、ちょうどテープレコーダーに音声が録音されるように残っているものです。
感度の高い人は、その想念の記録を映像や音声に再生して、幽霊を見たりするでしょうし、生きた人の残した想念ならば生霊といわれます。
ですから、死んだ後も生き続ける魂があるかどうかに関係なく、残された家族を思う愛情の想念はいつまでも家族の近くに漂っていることもあるでしょうし、今現在、生きている人が家族や親友を思う想念が相手を見守るように漂っていることもあるでしょうし、亡くなってどこかへ生まれ変わっている人の魂が、無意識のうちに前世の家族を心配して想念を送りつづけていることもあると思います。
霊能者と言われる人たちは、それらの想念を映像化する感覚に秀でている人たちですので、あたかも魂がそこにいて話しているかのように言いますが、僕は彼らは残留想念を再生しているのだと思います。
たとえばここに強い怒りの想念があったとしても、ある霊能者にはそれが赤い蛇に見え、別の霊能者には赤鬼に見えたり、またはただの赤い煙に見えたり、また別の霊能者にはその想念を発した人の顔が見えたりするかもしれません。
よく「故人でしか知らないことを霊がしゃべっているから、本当に魂がそこにいる」と言う人もいますが、テレパシーという言葉があるように、想念というものは体に限定されずに放射されているものですから、どんな情報も隠すことはできないものです。ですから、霊能者の脳細胞のアンテナが、故人の近くにいた人の細胞に残された故人の情報を収集することは可能だと僕は思います。
僕は魂の生まれ変わりは信じていますが、肉体を離れて浮遊しているような魂も、霊界なるものも信じてはいません。説明すると長くなるので省略しますが、とても矛盾だらけに聞こえると思いますが、僕は、人は息を引き取ったまさにその瞬間に誕生直後の赤ん坊の体で産声をあげるものだと思っています。
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