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いくつか相談サイトを見てきたものです。
あるサイトで悩みとして書かれたものに対し、多くの人がそれぞれの意見を書きました。
しかし、相談者はそれに対する返事をほとんど返さず、似たような相談をつぎつぎ立てました。
そんなに苦しんでいるのかと、いくつも同時に立てられた相談にみんなが懸命に答えました。
しかし、相談者はそれには返事を書かずに、また新しい相談を建てました。
一面のほとんどがその人関連で埋め尽くされました。
彼専用の相談室のような状態になり、他の方の相談はあっという間に下がり目立たなくなりました。
「いいかげんにしろ。相手にするな」という意見が出始めました。
しかしそれは「なんとかして心を開かせたい」という願望が強い人たちによってそ無視され、やがては元はそっちのけで擁護派と他の利用者との抗争に発展しました。
本人に少し抑えてもらうというお願いもご本人にはただの絵にしか見えなかったようで通じませんでした。
チャットになんとか誘導して一晩みんなで話を聞いたそうです。
しかし、一向に改まらず、誰も彼の怒りや苦しみをひとっつも解く事はできませんでした。
「一つ一つ解決しましょう」という文字は彼の思考を刺激することもなく、投稿をやめず、返事を書かず、ただただ恨みつらみ妬みの相談と称する雄たけびを書き続けました。
ずっとではなく、周期があるように見ていて思いました。
その周期のピークではないときは、書き込みはありませんでした。
そうこうやっている内、名前は違うが言っていることは全く同じなので、同一の人だと思い発言を見ていると、これは・・・と思えるようになりました。
妄想がかなり出始めていたので、心因性のものではないのではないか
それなのに聞いてあげることで解決しようとしている。
それは無理だ と思えるようになりました。
相談サイトの怖いところは、病気が原因で起こっている可能性がある人すら、抱え込んで放そうとしない人がいることです。
原因は脳の物質であるのに、心因性のものだとかトラウマが原因だとか思い込んでいつまでも相手にして抱え込んで放さない場合、どんどん病気は悪化します。
相談者も書ける、読んでもらえる、沢山の人が集まっているという場所に救いを求め、ろくすっぽ話を聞いてくれない病院より、ネットを選んでしまいがちになります。
そういう心因性のものではない人は治療が遅れると病気が悪化するのはもちろん、社会に復帰するのが遅れるだけではなく最悪のケースは数年後病気の悪化により自殺します。
そういう悲劇を生まないためにも、抱え込みすぎない優しさもありなのではないかと思います。
突き放す優しさもありではないかと思うし、相談サイトで成果が上がらないと思うのなら、病気を疑ってみる、病院を受診してみるという誘導も立派なアドバイスではないかと思います。
ただし、病院という事を持ち出すと、カウンセリングで全て治ると思う人から攻撃を受けてしまいますから、本人への誘導の仕方の配慮以外に、他の閲覧者から受診誘導を妨害されないような書き込みテクニックが必要です ^^;
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