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匿名希望さん、はじめまして。 クリシュナです。
>女というだけで負けたら恥と
>いう印象や意識をもってしまう人って結構いるのでしょうか?
>傷ついたというよりとてもふつふつとした怒りを感じるのと、
>漠然と不思議です。
●昔は、そういう人が、結構いましたね。(^^;)ゞ
学問に励み、大学に行き、末は博士か大臣か、と日本を背負って立つようになるのが、男子の本懐
のような、明治維新から敗戦後10年間くらいまでの時代の価値観に基づくものなのかもしれませんね。
鎖国で近代化に遅れていた明治の日本が、周囲のアジア諸国のように西欧列強国の植民地とならないために、必死に近代化を進めていた頃の名残でしょうね。
当時は、そういう社会的風潮もあって、女性の大学進学率が男性に比べて、とても低く、とても珍しかったのです。
だから、めったにいないほど数少ない女性に負けるなんて、という思いを持つ人が多かったのかもしれませんね。
でも、そういう芯のしっかりした自分の道を志している数少ない女性は、成績優秀な人が多いのも確かですよね。
だから、成績で負けている男性たちは、そう自分に言い聞かせて、あるいは親が息子に言い聞かせて、発憤して勉学の励み、自分の成績を上げていったことも、けっこうあったことと思います。
戦後、義務教育の公立小・中学校に男・女共学制度が導入されて、
比較的発育成長の早い、かつ、こつこつとまじめに勉学に励む女性のほうが、クラスで成績優秀者が比較的多い実状から、そういう男女間での偏見は徐々になくなっていったように思います。
まず、そういう日本の教育環境の歴史的事実を理解して下さると、状況を冷静に考察することが可能になりますよね。☆(^-^*)☆
●次に、その男の子が、生まれながらに、そういう考え方を持っていたわけではなくて、
その男の子の父親か、親戚のおじさんなどから、そういう昔の考え方で説教されたり励まされたりした結果、そういう考え方を現在持っている可能性も、あるのではないでしょうか‥‥?
●わたしの場合も、大学受験で第1志望校に不合格で、母校の専攻科に入ったとき、
1学期にあった模擬試験で、進学専門高でない女子高から来た女生徒が、私立文系で専攻科・現役合わせてトップの成績で、わたしは6番目でした。
自分の通っていた高校は、地域でトップの進学高でしたので、女子高出身者に負けるなんて恥である、と、当時若気の至りで、そう思いましたね。(^^;)ゞ
でも、小・中学校の頃、その女の子は成績が同じクラスのときいつも1〜2番で、わたしは10〜5番だったのですから、当然、あり得ることなのです。
でも、そう思いこむことによって、学校の名誉を背負って猛烈に勉強して、2学期にあった模擬試験以後は、トップになりました。
決してお奨めはしませんが、こういう使い方も、受験の目的のためには1つの自己発憤の方法でもあるわけです。
もちろん、集中して勉学に頑張れば男女関係なく誰でも成績が上がりますから、今はそういう考え方はしませんが‥‥。
●匿名希望さんに考えていただきたいと思うのは、
他人の言葉に心を乱されることなく、冷静にその原因や意図を見極めて、
自分の目標や目的をしっかり見据えて、努力していただきたいと思います。
わたしの場合は、その女性をそのように意識したのは、その女性が性格的にも、容姿ともに、とても優れている人だと意識しているからです。
自分が全力で努力して、追いつき、追い越すだけの価値がある対象だと考えているからです。
(そうでなければ、そのように意識する対象にはなりません。)
彼の発言の意図が、わたしの意図と同じなのか違うのかは、あなたの説明からだけではわかりません。
ただ、その言葉から受ける反感や、その言葉の表面的な意味ではなくて、
その言葉を発する当人の意図や潜在意識や行動の本質を見極められて、適切に対応なさることは、大切かもしれませんね。
それと、学生時代は、成績は大切ですが、何回も繰り返し記憶し、問題を解く訓練を重ねれば、成績は上がるものですよね。
でも、ものごとの本質を見抜いて、修得した知識を現実に適用・応用する能力は、別に心がけることが必要ですよね。
では、匿名希望さんが、有意義な学校生活を送られますように‥‥!
クリシュナより☆(*^-^*)☆
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