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▼めぐみさん:
>≪厳しい意見はご遠慮ください≫
>
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>ユダの心情の判る方 詳しく教えて下さい。
>
>宜しくお願いします。。。
大局的に見れば、すべてが「神の壮大な計画」だったとも言えます。
悪魔側の勢力としては地上に現れた神の子を1日でも早く抹殺したかった。
当時の世相は闇で乱れに乱れていましたから、救いの光を放つキリストは邪魔で仕方ない。
はじめはキリストそのものを誘惑したのだがうまくいかない。
そこで悪魔側の次なる標的は彼の弟子達になってくる。
十二使徒の一番下にいたのがイスカリオテのユダですよね。
彼は会計をまかされていたが小金を着服するような人物だったとも書かれています。
つまり使徒の一人でありながら霊格(人格)はそう気高い人物ではかなったのではないでしょうか。
人格が高潔であればそんな小銭を着服するような姑息な事はしない筈です。
彼がキリストに従っていたのは、彼が夢見る理想世界(国家)の実現をキリストに期待していたからだと思います。
だが、それは思い違いで、キリストはユダの期待する方向とは違う方へいってしまった。
これが「裏切り」動機の一番大きな理由だと思いますね。
当然、悪魔側としてはターゲットには文句のない人物ということになります。
ユダの心は案外簡単に迷うことなく裏切りに傾いていったんじゃないでしょうか。
ユダが当時の司教に売り渡した金額は銀30枚といいますから、
当時のお金で奴隷1人分、現在のお金で5〜8万くらいかと思われます。
キリストが捕らわれた時に、実はユダ同様に他の弟子たちも逃走している・・ウソまでついて逃れた。
しかし、キリストが甦った(これは霊視して見えた)時に悔い改めているので許されている。
ところがユダだけがそれができなかった・・。
それで2千年後の現在でも「裏切り=ユダ」という代名詞になったんですよね。
死罪になった時点で悪魔側が勝利した筈なんですが、
実はこの時こそが「神の計画」が成就した瞬間だったわけです。
キリストが「一粒の麦」として死ぬこと・・救済のためにその身を捧げることが、かなり以前から予言されていたわけですよね。
ユダは銀貨30枚を返しにいったそうですが、受け取られなかった。
その後、自殺したということですが・・。
(ものの本によれば地獄の最下層の氷の暗黒世界にいるらしいとのこと・・怖いですね〜。)
自分がやってしまった罪の大きさ恐ろしさに驚愕したのではないかな。
キリストが死んじゃってから気がついた・・自分が人類史上最悪の罪を犯した者なんだと・・コレも恐ろしく怖い。
だって「真の救世主」殺しの手伝いをしたんですから。
そりゃ心も暗黒に押しつぶされて魂も進んで地獄に落ちていこうというものです。
しかし、それは悪魔にたぶらかされたとは言え、悔いることができればしかるのちに神側からも許される罪だったのだと思うんです。
「神の壮大な計画」の悪役(ある意味キーマン)の駒を担ったとは言え、その後にどう生きるかは本人の意志に委ねられている。
でもユダはその時懺悔の道を選ぶことができなかった・・。
夢をかけた理想とも思える人物がいて、その人に自分の夢を期待するのもいいでしょうが、
しかし、だからと言って期待と違うからと裏切り、師と仰いだ人を死に至らしめてはその魂は救われようがない。
キリストがユダをさして「その者は生まれてこなかったほうが良かった」と言った言葉は非常に重い。
誰しも、人を裏切る心は有していますから、悪魔のささやきには耳をかさないことですよね。
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