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ピアノやバイオリンは音楽芸術ですから、独学では絶対に無理です。
独学しようとすると変なクセがついてしまい、後から正しいレッスンを受けても直らなくなりますので、全くピアノをいじったことがない人よりタチが悪いです。
ところで、ピアノは、厳しく注意されるとキレてすぐやめるタイプの人には全く向いていません。
心をピュアにして、師となる講師の先生のおっしゃることをまずは素直に実践しないと伸びるものも伸びません。
大人になってから、子供時代に家が貧しくてピアノを習いたくてもできなかったような方々が習っておられたりしますが、そういう方々は音楽に対する真剣な情熱とやる気があるため、小さな子供よりは多少上達速度は遅くなるものの、少々厳しいレッスンでも大人は毎日しっかり練習してがんばり続ける熱意があるため、確実に上達していきます。
でも、あなたはご自分でも気づいておられるようですのではっきり言いますがキレやすい人は習うだけ時間の無駄ですし、土台、ピアノのような本格的な楽器の上達は無理です。自分が苦しいだけでしょう。
それよりも、よく1ヶ月できるお手軽エレクトーン講座のような1曲だけとりあえずひけるようににわか仕立てで教える講座がローランドやヤマハなどでよくありますから、そっちの方が向いていると思います。
これなら先生もバイトが多いですし、気軽に小遣い稼ぎで教えている学生などが多く、きちんと師についてレッスンを受ける形式よりも教育への真剣さが薄く教え方も多少雑で手抜きにはなりますが、なんといってもレッスン代が格安です。
よく2〜3オクターブ程度の安いキーボードやピアニカのようなお手軽楽器が大手のCD店などに売っていますから、それを1つ購入して独学するのもいいと思います。
安いものは3000円程度です。
もしエレクトーンや電子ピアノのお手軽1曲講座を習いに行く程度でも注意されてブチキレるなら、自分ひとりで市販の解説本を見ながら安物のキーボードをいじっているのが一番あなたにとっても周囲の人々にとってもよいのではないでしょうか。
安物キーボードなら、弾く人間の繊細な感情や指の微妙なタッチを再現できませんので、下手な人間がひいても上手な人がひくのと同じように弾けます。
出す音に違いがほとんど出ないのです。
何の味気もない昔のファミコンのような乾いた電子音のような音しか出ませんが、レッスンがまともにできないほどキレやるいタイプの人には、その方がイライラせず落ち着いてさわれるでしょう。
感情がまともに音に出るピアノのような本格的な楽器は、自分で感情をコントロールでき高度な思考活動ができる気持ちの繊細な芸術肌の方が向きます。
破壊的かつ暴力的な人には全く向いていません。
乱暴で粗野な人が弾けば汚らしい耳障りな音しか出ません。
心の澄んだ音楽に情熱を傾ける方が弾けば、同じピアノでもなめらかで品のある繊細な音色を聞かせてくれます。
>わがままかもしれませんが、独学ではうまくいった人はいるのでしょうか?
>二十歳を超えても上手になった人は?
わがままとは思いませんよ。情熱があればぜひ挑戦すべきですし、20歳を超えて習い始めて上手くなった人も大勢知っています。
私は幼少からピアノを習い続け、バイオリンを20代後半からはじめましたが、1年も習えばバイオリンも十分オーケストラで演奏できる程度に弾けるようになりましたし、本物の音楽芸術にかける情熱さえあれば、楽器を始める年齢は関係ないと思います。
楽器は向き不向きがありますので、自分に合う楽器を見つけてぜひ諦めずにがんばってください。
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