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≪厳しいアドバイスはご遠慮ください≫
≪男性≫
≪30代≫
失業、離婚にともない神経症(ノイローゼ)になり精神病院に入院しました。
いや、むしろ神経症が原因で離婚、失業したのかもしれません・・・
入院生活は壮絶なものでした。
入院してまず驚かされるのがその環境の悪さでした。
冷暖房がなく、夏は蒸し風呂状態・・正確に言うとあるにはあるのだが廊下、食堂にだけある。完全な冷暖房能力不足である。
網戸のない窓からは蚊が絶え間なく入ってくる・・
一晩に何匹にもさされる・・
網戸はないが鉄格子はある・・まるで刑務所・・(入ったことはないが・・)
ハエは部屋を何匹も飛び回る・・
ゴキブリが枕元を走り回る・・
部屋は畳の和室・・畳が腐り、歩くと足が真っ黒になる・・
布団は何十年も使われてボロボロ・・中から綿が飛び出ている・・
冬はダウンを着て寝ないと寒くて眠れない・・
絶え間なく聞こえる奇声、叫び声・・・
べらべらしゃべりまくる人、ぶつぶつ独り言をいっている人だらけ・・
男が男の陰部をなめあう・・
殴りあうケンカが常日頃・・
トイレは常に不衛生・・そこらじゅうに便が飛び散っている・・
トイレにトイレットペーパーはなく看護室の前に粗悪なトイレットペーパーがありそこから便をする時に持っていく。
紙をもっていく人は7割くらい、紙無しで大便をする人も多い。
そんな人と同じ風呂にはいる。ウンコまみれの風呂だ。
看護士やヘルパーや医者からはまるで犯罪者のように扱われる・・
こんな環境で果たして病が治るのであろうか・・
これが、とある精神病院の現実・・
〜自殺〜
だがこれだけならいい・・ぼくはこの病院で自殺までに追い込まれた・・
この悪環境にではない、それは排尿困難・・薬の副作用だ・・
オシッコはたまるのに・・出ない・・いくら踏ん張っても出ない・・
したいのに・・尿が出ないのに薬は強制的に飲ませ続けられる・・
六時間に一回しか導尿(管を性器から膀胱に通し、尿を抜きとる医療行為)してくれない、それは地獄・・・・
それに導尿してくれても導尿はまるで針でさされているかのように痛い・・
六時間・・頻尿な私には地獄である・・医師に言っても「六時間は平気」の一点張り・・でも4〜5時間もすると膀胱は私の限界に達する。
いや、早い時は2時間程度でも溜まる時は溜まる・・
不潔なトイレで、ひたすら膀胱付近を手で押して勢いで何とか出そうとする・・
まるでバッテリーのあがったエンジンをかけてるよう・・
いつ、かかるか(出るか)わからない・・ひたすら膀胱を押し続ける・・
看護士がへらへら笑いながら言う・・「俺だったら6時間なんてもたないね・・頻尿だから。暴れているよ。でも先生に六時間って言われたら俺たちは従うしかないんだよ。先生は根拠があって言ってるんだろうから。ま、俺なら無理だけど」
そう、ここでは医師は絶対的な存在・・
患者のすべての権利を奪い、握っている・・
それでも三度か四度ほど導尿を六時間我慢し続けてやっと導尿をやってもらった。
そして三週間、膀胱を押し続けた・・そして退院できるはずだった・・
親のもとへ帰るはずだった・・
泌尿器科のある病院で診てもらうはずだった・・
そしてバルーン(導尿しっぱなしの状態)にしてもらうつもりだった・・(この精神科の医師は頼んでも決してバルーンはさせてくれなかった)
だが親の反対で退院のメドがつかなくなった・・
僕の過去のわがままに親が退院に拒絶反応を示したのだ・・
僕の精神状態は限界に達した・・
先に述べた病院の悪環境にではない、膀胱を押し続けること・・・
排尿困難に・・ぼくは自ら命を絶つことを決意した・・
病院の前の道路で大型トラックに飛び込んだ・・
だが僕の不幸は終わらない・・死ねなかった・・
とりあえず腕の開放性骨折だけであった・・
飛び込んだ夜、僕は折れた腕以外の手足をベッドに縛られて病院で寝かせられていた・・(精神病棟からベットのある集中治療室に移された)
顔をかくことも寝返りを打つこともできない・・
だが、やっと導尿ではなくバルーン(導尿しっぱなしの状態)にしてくれた。
これで六時間我慢し、その度に痛い導尿しなくてすむようになった・・
やっと六時間の恐怖から開放される・・腕は折れたがなぜかほっとした・・
だが新たな問題が僕を襲う・・
ろれつが回らなく、食べ物がうまく噛み砕けない・・
手足の震え、麻痺が僕を襲う・・原因はわからない・・
医師からは脳の影響を指摘された・・
腕を骨折して脳に影響が?たが、詳しい検査もなされない・・
それから半年以上、精神病院に閉じ込められた・・
相変わらず、ろれつも回らなく、物もうまく噛み砕けない・・
脳がやられているのなら、早く検査をして欲しかった・・
だが半年以上、脳への検査もなされず放置された・・
腕も手術したが曲がらないままであった。
半年の間、担当の精神科医に何度も脳の検査を頼んだが放置された・・脳への影響を心配して何度も医師に聞いた・・
「脳がやられているならそっちをはっきりさせたい、治したい」と・・
だが医師からは信じられない言葉が帰ってくる。
「本当の障害者になるのもいいじゃない」
「詳しくMRIで調べても脳が腐ってるのがわかるだけだ。この病院にはMRIがないし」
「君は何か勘違いしていないか?誰もが君を治したがっていると思ったら大間違いだ、別に君がどうなろうとみんな知ったことじゃないんだ・・私だってそうだ・・」
これが医師のいう言葉か?・・
しかも身体障害者になってしまうという本人にとって一生を左右する重要なことを、そんな言葉で片付けるなんて・・
一番心の扱いを専門とする精神科医の言う言葉だろうか?
まさに信じられない医師の発言が僕を襲ったのであった。
そして絶望感にかられ半年の間に院内で私はさらに自殺未遂を一度犯した・・(これは見つからなかった)がやはり死ねなかった・・
今はやっと退院した。
病名が「神経症」から自殺後、「人格障害」へと変わっていた。だがやっと脳の検査ができるところまできた。
が、おそらくインターネット等で私が調べる限り複雑骨折が原因の脳塞栓であると思われる。
これから治る見込みがない障害を抱えて私は生きる気力がない。これを長々と読んできたきてくださった皆さん、ありがとう。だがこれから私はどうすればいいと思われるであろう?ここまで私を追いこんだこの医師を訴えたい気持ちもないわけではないが・・やはり今の私には気力がない・・本当に苦しくて仕方がない。
≪規約同意済み≫
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