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Cさん、こんばんは
僕はなぜか子供の頃から、父親が亡くなったりいなくなったりした人と友達になることが割と多かったので、すこし感じることがあってレスさせていただきました(僕自身は大人になってから父を事故で亡くしましたので、少し違いますが)
最近も、その友達の一人が夜にちょっとひとりでしずかに目を閉じて心をリラックスさせようとくつろいでいたときに、子供のころに亡くなった父親が急に草原の向こうから歩いてくる映像が見えて、不覚にも涙を流してしまったそうです。
友人はぽつりと、「今まで、無意識にどこか気持ちが張って、弱さを見せてはいけないと無理していた部分が自分にあったのかもしれない。。」とつぶやきました。
またある女性は、恋人との関係がうまくいかず、別ればかりを繰り返してきて、自分の心に向き合ってみたら、男性に「父性愛」を求めている自分に気づいたそうです。彼女はクリスチャンになったそうで、僕が感じるにはおそらくイエスを父性愛の対象としたのかなって感じました。
また別の女性は、13歳の時に父親を病気で亡くしてから、のめりこむように高校野球の応援を始めました。彼女にとってはそれが心の支えだったそうです。
昔、ビートルズという世界的に成功したバンドがありましたが、その中心メンバーのジョン・レノンは、父親にも母親にも見捨てられて叔母に育てられ、ポール・マッカートニーは高校時代に乳がんで母親を亡くしました。彼らにとって自分たちのバンドは親のような存在で、それだからものすごい結束力だったようです。
しかし大成功しても心が満たされなかったジョンは、「プライマリースクリーム療法(原初の叫び療法)」を受け、自分の心の奥底の抑圧されてきた想いを言葉にして吐き出す治療を受けました。そして「お母さん、行かないで!お父さん、帰ってきて!」という痛々しいほどの「マザー」という歌を生み出しました。
このように、子供のころにいなくなった父親や母親への想いは、成長してからも心の奥深くで眠っていて、なにかの拍子に休火山が噴火するように湧き出てくるものかもしれません。
その溢れる想いは、抑圧せずに、思い切って流れるままにさせるのが自然な対処法だと僕は思います。抑えてしまうと別なかたち(体の変調など)に変わってしまう恐れもあるかもしれませんし、親ほどに歳の離れた男性や女性に惹かれて、それを恋愛と勘違いしてしまうことにもなりかねません。
お父さんへの想いを、手紙にして書いてみることもいいと思います。
詩や日記でもいいでしょう。
僕は命は(魂は)永遠だと思っていますので、故人をイメージした想いは、
(もう生まれ変わって成長しているであろう)相手の深層意識に伝わるものだと思います。そして相手の想いも、Cさんの夢の中に現れたり、ときどきふっと感じる温もりのようなかたちで伝わってくることもあるように思います。
寝る前に「お父さんに会いたい」って願いながら寝たら、いつか夢に現れてくるように思います。
そうやって、お父さんの愛情を求める今の自分の気持ちに素直になって、感情を抑えずに、相手に気持ちが通じていることを信じて、生活していってはいかがでしょうか。
心の世界は、ひとつにつながっていることは、最近の科学(量子力学)などでも唱えられていることで、それはちょうど、海に見える島はそれぞれ別個の島々に見えても、海底では陸地としてつながっているように、想いは故人へも伝わるものだと思います。
まとまらない内容になりましたが、少しでも参考になれば幸いです
≪規約同意済み≫
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