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▼cauさん:
>≪厳しい意見もお願いします≫
>≪女性≫
>≪20代≫
「生兵法(なまびょうほう)は怪我(けが)の元(もと)」です。
物事の真理は単純だと思うのが楽なのですが、実際には、そんなに単純でもありません。
「酒は百薬の長」と言われます。
この言葉は、確かに一つの真理を言っていると思いますが、ただし、それも、誰にとってか、どういうときか、どういう体調か、いろいろな場合によって、結果は随分異なるものです。
アルコールを一切受け付けない体調の人もいます。
アルコールで病気になる人もいます。
アルコールに弱い人もいます。
実際には弱いのに、強いと思われる人もいます。
アルコールに強い人もいます。
アルコールを飲んでも感じないような人もいます。
アルコールを好きな人もいます。
アルコールは嫌いな人もいます。
アルコールを飲んではいけない人もいます。
私は、呑み始めたのが早く(早過ぎた)、
若い頃は、量も結構飲んでいたようです。
ある時、漢方にくわしい友人が、私がアルコールについてアレルギーがあると言いました。私は信じませんでした。酒類は好きでした。飲んでもなかなか顔にも表れない傾向がありました。それで、一緒に飲んでいる人たちがもっともっとと勧めました。飲みました。眠くなるとどこでも寝ました。
実は、私の肝臓がアルコールの処理能力がかなり低かったことを、肝炎になった時に知りました。それからは、私はアルコール摂取をやめました。せいぜい、「乾杯」の一舐め(一口ではない)程度で、ワイン・ベースのソースもできるだけ避けています。
味としては、ワインもビールも、今も大好きだと思っていますが、飲みません。
自分の身体、自分の健康は、自分で管理するしかないのだと思います。自分がどうするかが一番の問題で、医者だって強制力はありません。
「酒は百薬の長」だけれど、また、「依存性の強いドラッグ(麻薬)」でもあります。アルコール依存症になれば、自分でコントロールできなくなります。それからは、悪循環になってしまい、そこからは、簡単には出られなくなります。一旦そうなってしまっては、なる前の意志の強さだけでは何の力にもならなくなります。それが「依存症」という病気です。病気を治すには、自分の「治そう」とする意志とともに専門家による治療が必要です。共同戦線という訳です。
脅すことを目的に書いているわけではありませんが、事実は事実なので書くと、「急性アルコール中毒」は、命取りになることがあります。身体の機能は、すべて「脳」が管理していますが、アルコールはその脳に悪い影響を与える傾向があり、「急性アルコール中毒」は、管理中枢を狂わせるのです。心臓による血液循環機能も、肺による呼吸機能も、すべて脳が機能管理をしています。その脳が狂うと、すべて狂う可能性があるのです。
アルコールを消費する人は、飲むときは、自分が気分良くなるため、または気分が悪いことを忘れるために飲んでいるのでしょうが、飲むことによる影響がどういうことになる可能性があるのかについて、客観的で正確なことを理解していなければ、大変なことになる可能性があります。
私の娘の友人は、大学入学してパーティーで飲まされたのか自分で飲んだのか(自分から飲むようなタイプの男の子ではなかったと言われています)急性アルコール中毒で、ほとんど即死の状態でした。大学の寮での出来事だったので、両親は大学を管理不行き届きを理由に訴えましたが、もちろん、裁判に勝ったとしても、子供は生き返りません。
アルコールとは、そういう結果をもたらす可能性のあるものだということを、正確に理解してから、飲んで欲しいと思います。「人間だから痛飲したくなることもある」などと、危険性を無視するようにアルコールを甘く見ては、結果がどう出るのかは分からないのです。
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