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はじめまして。
私の友人かと思いました。同じように私の友人も、お父様が入院されていて余命いくばくもないということです。それだけでなく、お父様の治療費が家計に大きくのしかかり、彼女は自分が一家を支えなければと苦しんでいます。
あなたの記事を読んで、気丈に振る舞っている彼女の気持ちもきっとこうなんだと身につまされる思いでした。
あまり他言できないという家庭の事情を、ほとんど興味半分に聞いてしまった私は、彼女になんと声をかけてあげたらいいか悩みました。
どんな言葉も、彼女の苦しみ・悲しみの前には薄っぺらいものでしょう。
だけど、彼女にもきくらげさんにも言わせて欲しいです。
お父様に生きる希望を(それが例え限られた時間だったとしても)与えてあげるには、あなた自信が幸せである事が大前提なのです。ただでさえ病床で戦っているお父様に「私達家族はあなたがいなくなると困るんだから頑張って」と荷を負わせるようなことになってしまってはいけないのです。家族みんなが、病床のお父様と有りながら、それぞれ幸せで、「一緒に生きよう」「今は、この家族の幸せに甘えて生きたい」と思わせるくらいでないといけないのです。
もっと強くなってください。
そして、いつもよりも「幸せ」に敏感になってください。どん欲になってください。あなたが沢山の幸せをお父様にプレゼントするために。
私があなたや友人の気持ちを100%理解できないのと同じように、お父様の苦しみも悲しみも、あなたには理解できないのです。本人でない限りいくら家族であっても。どんなに寄り添って苦しみを理解しようとしても、あなたはお父様と一緒に逝けない。それに、そんな事を相手は望んでいないのですから。
どんなに自分を責めても同調しようとしても中途半端な慰めにしかならないのなら、その人に「笑顔」をプレゼントできる人であろう、と私は思います。
だから、きくらげさん、あなたはつらい・悲しい気持ちを押さえて、あなたが感じた、お父様が知らない幸せを運んであげられるよう、幸せを見つけてください。
小さな事でいいんです。街路樹が色づいてきた、秋空がきれいになった、友達と映画を見て感動した…etc.。
優しさって、そういうものだと思います。
つらいでしょうけれど、そうやって、私はいつもあなたの側にいます。
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