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▼みかんさん:
商業活動は、需要と供給の原理が単純に働く分野だと思います。
売れるものは売られ、売れないものは捨てられます。
多くの人が好むものは人気が出て、好む人が少ないものは目立たないのです。
私は海外在住の日本人ですが、日本へ帰るたびに、日本社会の現実を目の当たりにします。外国人と一緒なら、外国人の反応を身近に感じます。
簡単に言えば、日本社会には「線引き」がないと言うか、曖昧なのだと思います。例えば、酒やタバコの販売環境です。児童を含む未成年者も買えるような環境です。成年者と未成年者の線引きが曖昧になっているように感じます。
また、成人向けとされているものが、児童を含む「成人以外」にも公開されているような環境に見えます。見る権利のある人の権利のために、見ない権利のある人の見ない権利が蹂躙されているように感じます。
日本社会が線引きされない社会になっているということは、日本に住む人が線引きをしないことを選んでいるということになります。今の日本社会は日本に住む大多数の人がそうすることを望んでいるということでしょう。その結果が今の日本社会だと思います。
ただし、人は千差万別の個性があります。男も女も、いろいろな人がいます。だから個人の評価は、直接その個人について評価すべきだと思います。そうすると、人間不信だとか男性不信だとか、全体を単純に評価してしまうようなことや、評価を間違うことも少なくなるだろうと思います。
みかんさんの許容範囲に入る男性は大勢いるだろうと思います。みかんさんにとっての理想的な男性もいるはずです。男性一般に対する不信感を増殖すると、そういう出会いも捨てていることになります。社会のせいにするかもしれませんが、みかんさんもその社会の一員で、そのような社会にしている責任の一端はあります。
男性中心社会と規定しているとしても、実際には女性の方が多いのが現実です。そういう女性が多数を占める社会がそういう社会になっているということも真理です。単純に、男性だけがその責任があるなどとは思わないことです。みかんさんもその一員なのです。
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