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はじめまして、整体師をしているKyoといいます。
まみこさんの猫背の件ですが、みなさんの言われるように整形外科や整骨院等に受診されることをおすすめします。
小さい頃から喘息があったとありますが、呼吸器系の疾患がある人は、胸椎のコリが原因となり、姿勢が悪くなったりする場合もあります。
仰向けで寝ているときやうつ伏せで寝ているとき背骨が痛いということはありますか?
痛みがないようでしたら、背骨が歪んでしまっているおそれは少ないと思います。
まだ、お若いので骨格が変形してしまっているということは少ないと思います。
猫背の多くは、筋力バランスの崩れから起こっています。
背筋に比べて腹筋の弱い人は、下腹を突き出すような姿勢になります。
その逆に腹筋に比べて、背筋の弱い人は、猫背になります。
筋肉は力を入れていない状態でも互いに引っ張り合っているんです。
お互いにバランスをとりながら正しい姿勢を維持しているんですよ。
まみこさんは、猫背ということなので背筋が弱いということになりますね。
肩や首が痛いのは、猫背のため頭が前方に出ているので、それを常時支えていなければならないからです。
立っていて辛いのは普段使い慣れない背筋を一生懸命使っているからです。
座ったとき腰や背中が痛いのは、背筋を使っているせいもありますが、太ももが前に出ることで太ももの裏の筋が伸び、その結果、腰の筋を引っ張るせいです。
普段、使っていない筋肉や筋は、それ自身の引っ張る力のせいで固く短くなっていくんです。
ただ、伸縮性はありますから伸ばすようにしていけば、楽になります。
ストレッチの時、痛くても続けていれば楽になりますよね?
それと同じです。
どうすればいいのかということですが、背筋矯正ベルトはあまりおすすめできません。すぐに姿勢が良くなるという意味では、いいものなのですが、ゴムの力で後に引っ張るという形になりますので、背筋の力はあまり使われなくなってしまうんです。そのため、背筋矯正ベルトなしでは姿勢を保つことができなくなってしまうおそれがあるんです。
そこで、どのようにするといいのかを説明も含めて箇条書きにします。
・うつ伏せに寝る
※背筋に比べて強い腹筋は、伸びることが少ないため伸ばしてあげることで少し でも背筋の負担を減らすためです。
・うつ伏せの状態で、膝を曲げないように伸ばしたまま腰から動かすようにゆっく り5〜10秒上げる。これを5〜10回
※太ももの裏の筋肉と腰の筋肉を鍛える運動です。
・うつ伏せの状態で、あごが床または布団から離れるくらいまで上げる。
これも5〜10秒を5〜10回行います。
※背筋そのものを鍛える運動です。
・肩に手を置き、(右手は右肩、左手は左肩)肘でできるだけ大きな円を描くよう に回す。これは前回り、後ろ回り、それぞれ3回程度です。
※肩甲骨に付いている筋肉を全て和らげるためのストレッチです。
やりすぎると逆効果になりますので、注意してください。
肩甲骨が動いていることが目安になりますが、これはご家族に確認してもらっ てください。
以上のことを行ってみてください。
ただ、念のため一度、整形外科に受診され、レントゲンを撮るなど背骨の変形がないことを確認しておいてくださいね。
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