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コバンさん、再びこんにちは。
皆さんのレスが大体予想していた流れになってきてしまいましたので、
補足レスをさせてください。
因果応報の話題の場合、「全てに因(原因)と果(結果)」があると考えれば
自分に害を加えた相手の行為(因)が、報い(果)となって相手に返ってくるという話のうちはいいのですが、それでは相手から害(果)を受けた原因(因)は自分がそれ以前に作ったはず。。という連想になってしまうことがよくあります。
僕は因果応報の世界は、そんなに単純なものではないと思います。
自分が因となる行為や想念を作り出していなくても、周囲が作り出している大きな渦(うず)に巻き込まれててしまうアクシデントも起こると思います。
そういうアクシデントすら、自分がその場にいるように自分を導いてしまう原因を自分自身が作っていたから巻き込まれるのだ、と考える人もいるでしょうが、
「ここは嫌な雰囲気だな、離れたいな」と感じていても、職場ならともかく、学校などの集団生活では、嫌でもそこから簡単に逃げるわけにもいきませんし、地震を察知して事前に逃げるネズミのように、誰もが常に感覚を研ぎ澄ませていられるわけではありません。
川で溺れている子供を助けるようと飛び込んで亡くなってしまう人や、
核実験で乱れた地球の磁場でバランスを失って墜落するUFOなど、
あえて危ない因の世界へ飛び込む危険を冒す人たちもいます。
災害地へ救助に行くボランティアがすべて「害」に引き寄せられていく「因」を
持っているわけではないように。
今、地球に頻発している異常気象による自然災害も、人類が長年に渡って作ってきた因による報いを受けているともいえますので、危険なアクシデントはどこででも起こりうるはずです。
因果応報の法則は確実に働くと思いますが、それは前世や現世での自分の行いで決まるほど単純なものではないと僕は思いますので、今現在つらい思いをしている人の因が何であるかは、簡単に決められるものではないと思います。
子供は親を選んで生まれてくると僕は思いますが、生まれてくる親でも国でも惑星でも、それらがもつ因果応報に巻き込まれることをある程度覚悟して生まれてきている人もいれば、あまり深く考えずに生まれてきている人もいるかもしれませんので、いくら「同類は引き合う」という自然界の親和の法則があっても、「偶然はない。全ては必然だ」という法則があるとしても、因果応報がどのように働いたかを正確に読み取ることは難しい場合が多いと思います。
人生は、時速100キロ以上のスピードで走る車で混みあった高速道路を運転しつづけるようなものだと思います。
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