|
とりあえず、通訳になりたいとか、客室乗務員になりたいとか、そういうものがない状態で外国語系の学部に進むことはあまりお勧めしません。言語を専門とする学部に行くと、ただ言語を学ぶだけで済まない場合もあります。興味のない歴史や政治的背景なども授業に含まれてきます。
海外とも関われる仕事がしたいとか、外国語が話せたらいいな、程度で、通訳のように外国語を話すこと自体が仕事ではなく、仕事上で外国語を利用したい、というくらいなら、言語専門の学部に進まなくても外国語の授業は必修だったり履修できたりしますし、大学に通いながら自分で勉強したり、ホームステイや留学をすることだってできます。
私が言いたいのは、外国語系の学部を卒業したところで、職種はどれくらい考えられるかっていうことです。理系の学部や経済学部などは専門知識が身につけられます。その中にも留学を経験して外国語ぺらぺらな人はいるでしょう。それに対して、企業から見れば外国語系の学部を卒業した人って外国語は話せても専門知識はない。そうなると秘書か事務かってことになりますよね。それって視野広いですか?
私はあまりよく知りませんが、外国の文化などの知識を生かせる仕事はあるかもしれません。でも、それって一般企業ではないから、余計に就職は厳しいように思います。まあ、今時幼稚園の先生もかなり狭き門ですから、就職の厳しさは同じかもしれません。子供はそこまで大好きではないけど工作が好きだから幼稚園の先生、っていう動機は決して悪くはないと思いますが、どちらの学部に進むにしろ、卒業してその年に就職出来るかどうか難しそうなので、そのときにどういう身の振り方をするか少し考えてみたほうがいいかもしれませんね。
|
|