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▼たみさん:
貴方の考えている方法の他にも方法があります。
第一に、「編入学」です。
これは通常3年次から別の学部(あるいは別大学)に編入するという方法です。
大学の2年前期くらいまでは教養科目中心の学習になるので、医学系でもない限りはどの学部であっても大差はないです。
専門科目が本格化するのも3年に入ってからですし、大学生という身分を保ちながら、また場合によっては他の学部の人の話を聞きながら受験することができるので、理想と現実のギャップに苦しまなくて済むこともできます。
但し、編入学は決して簡単ではありませんし、卒業に必要な単位を取得するのも1年からその学部にいた人たちに比べると大変です。
第二に、仮面浪人です。
これは「編入学」と似ているのですが、とりあえず今の学部に入学しておき、一年後また他の受験生と一緒に希望の学部を受験することです。
この方法でも大学生という身分を保ちながら受験できるので、リスク回避できます。
しかし、一年後に確実に合格するという保証はどこにもなく、面接試験が受験科目として要求される場合は返答に困る可能性もあります。
また、非経済的であることは確かです。
さらに場合によっては友人(特に同じ学部の友人)に理解がなければ、それらの人たちとの関係が悪化する可能性もあります。
第三に、ダブルスクールです。
これは今の学部に通いながら、資格試験専門学校などにも通うという方法です。
貴方のやりたいことが、何らかの資格を得てすることであったら、この方法が最も現実的かと思われます。
大学の授業は基本的に資格試験対策に向いていません。ですから、難関資格を目指す人は大学の授業そっちのけで、資格試験専門学校に通っている人が多いです。
その場合はどの学部にいようとあまり関係がなく、できれば必要単位数が少なかったり、必修授業が少ない学部が有利になります。
但し、医学系の資格の場合は医学部でなくてはダメなどの制約がありますので、この方法は使えません。
また、資格試験専門学校の学費は高いので、大学の授業料とあわせるとかなりの資金を要します。
貴方の考えている方法の範囲内で行う場合は、もう一度浪人して受験した方が良いと思われます。
特に理系と文系とでは大きく異なります。
ただ、理想と現実は違います。
私は法学部出身なのですが、大学入学前に考えていた法学部のイメージと入学後のことでは相当異なりました。
また、自分の適性・性格に合った職業の大半が理系のものだと分かってショックを受けたこともあります。
よく考えてみてください。
≪規約同意済み≫
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