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やめてしまうのは今までのお金がもったいないと思うよ。卒業して、何がしたいのかわからなければそれから考えればいい。今現在の親の生活が苦しいとかじゃなく、ただ単に学費が高いことを気にしているなら、働いて返していけばいい。
私も、ずっと将来の夢がありませんでした。「お医者さんに診てもらったときにかっこよかったからお医者さんになりたい」とか「入院したときに看護婦さんが優しかったから看護婦さんになりたい(今は看護師さんですね)」とか、簡単に思える人がうらやましかった。
音楽が好きだけど、就職できるかどうかわかんないし、演奏家なんて生活費稼げるかどうかわからない。だから普通の会社員になろうと思って、国語と社会が苦手だから理系に進み、医者にはなりたくないし理学部に行っても将来は研究しかないし、工学部にはあんまり興味がないから消去法で薬学部に進学。でも化学が好きなわけでもなく、嫌いな生物系科目までやらなきゃいけない。「こんな興味のない分野でやっていけるのかな・・・」って思ってた。最近、“薬の効果対費用”を考える分野に興味を持って、それを勉強していこうかなって思うようになった。でも、うちの大学にはその研究室はないし、4年生になったら研究室に入るのにどうしよう・・・って。アメリカの提携大学では研究室があるから、もしかしたら大学から留学させてもらえるかな・・・なんて、どうにかなるか、って感じ。
まったく興味をもてる分野がなかったのに、突然興味をもてることに出会った。この先はどうなるかわからないけど、人生何が起こるかわからないし、なるようになれって。とりあえず歩いていれば道は開けるかなって思う。
だから、今は何がやりたいのかわからなくても、そこにいればはっきりしてくるかもしれない。やめてしまうと、やっぱりその大学で最後まで学べばよかったって思ったときに、たとえ取った単位分は保存されてても、途中からは戻りにくい。やめてしまったら、あなたはやりたいことを探してるって言っても、親から見れば、そのほうが時間も無駄だし中途半端に思えるんじゃないかな。
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