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たしかに、少年法が甘すぎるという原因もあります。同じ人間なのに、未成年という理由だけで、人を殺しても死刑にならないなんて矛盾を感じます。でも、昔は少年犯罪が頻繁に起きてたでしょうか?窃盗や校内暴力で捕まる事はあっても殺人事件を起こすなんてほとんどありませんでした。こういった少年犯罪が頻繁に起こる原因の一つに父親の権力が弱まってるのも考えられます。私たちの幼い頃は「地震、火事、雷、オヤジ」と言って、子供にとって父親というのはとても怖い存在でした。おまけに昔の父親は自分の子供のみならず、他人の子供でも悪さをしたら、平気で大声で怒鳴り散らすくらいの威厳がありました。近所同士のつながりも強かった為、こういった犯罪の芽も摘み取ってくれる役割もありました。私たちは幼い頃、近所は職人さんたちが多く、ちょっと悪さをしただけで、恐ろしい剣幕で怒鳴ってきました。近所の奥様もうるさかったので、悪い事をするとすぐに自分の親にチクって、後から父親によく怒られたのを覚えてます。でも、今の父親は仕事の忙しさのあまり家庭を顧みず、子供の教育はすべて母親まかせという家庭が後をたちません。核家族化が進む中、殆どの子供に個室が与えられ、テレビや電話も一人一台という贅沢な生活で、家族との会話がない。これも、ひきこもりが増えてる最大の原因です。少年法の改正が進められてるけれど、罰則を厳しくする前に、日本の教育方針を見直す事の方が先決じゃないかなと思われます。やはり、地域とのつながりと、ガンコ親父の存在が少年犯罪を減らす為の一番の特効薬と考えられます。
≪規約同意済み≫
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